誰かに勧めたくなるとき。
散歩していたり、買い物に行くのに歩いていくと、道に咲き始めている春の草花が
たくさんあって、名前はわからないのだけれど、「今年も咲いたね」とあいさつしたくなります。
この小さなピンクの花は何という花なんだろう。
ヨガであったり、アーユルヴェーダのことだったり、クレイのことだったり。
自分がやってみて、「よいなぁ」「気持ちいいなぁ」「こんな変化があって」と好きになったり、
毎日に取り入れたくなるような体や心の整える方法があるのですが、
人には「これがいいからやってみたら」と勧めないようにしています。
勧める場合も、なんというか、
「このパンおいしいから、試しに食べてみて!」くらいの
その後の反応に対しては、「こういう反応が欲しかった」のような期待はもたない気楽な紹介にしています。
自分にとって良かったものは人に勧めたくなるものなのですが、
相手の方がそれをいいと思うタイミングでなくて、
「せっかく紹介したのに」のようなこちらの勝手ながっかりになったり、
紹介する場の空気によっては、自分にとって大切なものが何というか軽い雑談のタネになって
笑って終わってしまうということが、何度かあったということもあります。
そんなついつい紹介したくなってしまう私が、勧めないようになったのは、
決して、ガッシャーンと扉を閉じたわけでなくて、
ヨガやアーユルヴェーダ、そのほかの生きる知恵を教えてくださっている先生や本が、
「人に紹介したくなったら、自分自身がそれを通して良い状態でいること。」
と教えてくれたことが大きいなぁと思っています。
『あの人があんなにいい感じなのは何をしているからだろう?試しにやってみようかな』
『どんなことをしているのか聞いてみようかな』
と、興味の扉を開いたときが、わたしたちのはじめるタイミングになるように、自分自身の体験からも
思います。
そして、何かを人に勧めたくなったときは、自分自身にとっても「そのこと」「その言葉」が必要な
タイミングなのかもしれません。
わたしがこの方から学びたいと思う先生はみな、その方自身がそれを実践されていて、
そしてそれを声高にいうことなく、その方の存在が輝いておられる方ばかりだなぁと思います。
なので、今日もわたしは、こつこつまず自分を整えるということをしていこうと思っています。
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