わたしが養生好きなのは。
みんなに等しくやさしい米粉の豆腐クリームのケーキ。
アーユルヴェーダ食堂にて。
第2と第4土曜日、中崎町ミトラでまいこさんがおいしいごはんとあまいものを作っておられます。
そういえば今までブログなどで書いていなかったのですが、
なぜこんなに私が養生好きなのかを書いてみようと思います。
へぇ~こんな人もいるんだなでもいいし、読み流してもらってもいいし、
誰かの参考になればでもいいしくらいの気持ちで書いてみますね。
約4年前になるのですが、梅雨の季節に、わたしは突発性難聴になりました。
去年Kinki Kidsの堂本剛くんがなったり、結構なってる方多いですよね。
人によって症状はさまざまですが、私の場合は、右の耳が聞こえなくなり、
ものすごい耳鳴りと、遊園地のコーヒーカップが回るやつでずっと回されてるくらいのめまいと、それに伴う吐き気が突然やってきました。
お祭騒ぎですよ、もう。
耳の病気は時間との勝負だ!だと聞いていたので、翌日病院に行って、
10日間ほどステロイドの点滴して、、、みたいなことを続けました。
突発性難聴は、アーユルヴェーダではヴァータ性の疾患だと知っていたので、
身体をひたすら休めることや、オイルマッサージをしたり、目を休めることなど
できることをやってみました。
ヨガも、アーサナ(ポーズ)なんてとんでもない!
頭を下にしただけでくらくら。
3週間ほど仕事も、外出も、お休みにしてましたが、その間もその後も、
何をするのも3倍くらいの時間がかかって、生きているのが精一杯でした。
呼吸が大事だと言っても、息吐くだけで気持ち悪くなるのです。
こういう状態になると、どんなにヨガのアーサナは気持ちいいよと言われても
できないものはできないのです!笑
3週間ほどたって、ひさしぶりに伸びをしたときの気持ちよさときたら!でしたが。
ヨガをはじめてしたときのような感覚を、再び味わえてラッキーだったなとは思います。
人によって色々なケースがありますが、わたしの場合は、俗にいう完治はできず、
右の耳の聴力は落ちて、現在も耳鳴り継続中です。
はじめて人に話しますが、
もう片方もなったらどうしよう。。。
という不安が思い出したように頭をよぎり、毎朝聞こえていることに安心するということを
あの日以来ずっと続けています。
こういう不安に思うのも、ヴァータゆえの特性なんでしょうね。(と心の中で自分に言っています)
そういうことがあって、
梅雨の時期、寒暖の差が激しいとき、疲れたとき、胃腸の調子が悪いとき、お酒を飲んだとき、などは、くらくらしやすかったり、耳鳴りの音量が大きくなったりします。
「一病息災」とはよく言ったもので、これがわたしの体調の目安になっているのです。
それ以来、
イヤホンで音楽を聴かない、
お酒の量も元々そんなに呑めないけど、さらに少なく(少ない量をどれだけおいしく呑めるかを大事に)
消化力のキャパオーバーにそれなりに気をつける、
頭を下にするアーサナは控えめにか、日によってはやらない、
疲れすぎない(無理なスケジュールや移動はしない)
ということに気をつけています。
こんな感じなので、人付き合いもよい方ではなくなり、常に何かをセーブしているように見えるのでしょう。
それで人生楽しいの?
全力出さないの?
と言われたこともありますが、
わたしには、わたしのちょうどいいがあるのです。
誰かのちょうどいいとは違うのです。
世のメインストリームがなんとなく、丈夫で、元気で、キラキラしていることが良しになっているように感じるので、ぼちぼちで生きているわたしのような人は、「あかんやつ」みたいな気持ちになるのですが、
ぼちぼちの中にも楽しみがあって、味わいがあって、
ヨガもできるのですよ。
ヨガはひとしく誰にでもできるもの。
わたしも、この体調崩していた期間、アーサナはやらないけど、吐き気をおさめてくれる呼吸法や、ヨガニードラにすごく助けられてきました。
「誰でもできる」ということを体験できてよかったなと思います。
必要な人に届けられるように、ぼちぼちと今日も養生して、機嫌よくいようと思います。
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